住宅ローンの借り換えは本当に得をするのか?実際に確かめてみた

住宅ローン借り換え

住宅ローンの借り換えというのはどんな場合でも本当に得をするのでしょうか?

わたしが借り換えをしようとしたときにこんな疑問を持ちました。

住宅ローン借り換えで得する目安がある

実は住宅ローンを借り換えする時に、このような状況だったら得をするという目安があります。

  • 金利差が1%以上
  • 借入残高が1,000万円以上
  • 残りの借入期間が10年以上

この3つの条件を満たせば住宅ローン借り換えの効果がある、と言われています。

ですが、この目安、調べてみると誰がいつ言い出しのか、よくわかりません。

実際に計算をして確かめてみた

そこで、実際に計算をして確かめてみました。

パターン借入期間金利金利差借入金額毎月の支払額総支払額差分
パターン110年2.2%1,000万円92,911円11,149,373円(1,115万円)
パターン21.2%-1.0%88,474円10,616,933円(1,062万円)53万円

(返済方式は元利均等返済としました)

パターン2のほうが53万円も総支払額が減っています。

金利が1%も下がっているのだから当然の結果ともいえます。

ではもっと下がり幅が少ない場合は得をしない(住宅ローン借り換えの効果がない)のでしょうか?

パターン借入期間金利金利差借入金額毎月の支払額総支払額差分
パターン110年2.2%1,000万円92,911円11,149,373円(1,115万円)
パターン21.2%-1.0%88,474円10,616,933円(1,062万円)53万円
パターン32.1%-0.1%92,461円11,095,381円(1,110万円)5万円

パターン3では金利が0.1%しか下がっていないのに、総支払額は5万円減っています。

つまり、得をしている(住宅ローン借り換えの効果があった)ということになります。

この結果からわかる、借り換えで得するためのポイント

実際の計算をしてみるとわかりますが、住宅ローンの借り換えをするのに費用が一切かからないとすると、金利が少しでも、たとえ0.1%でも、下がれば借り換えで得をすることがわかります。

しかし、「そもそも住宅ローン借り換えってなに?借り換えの基本を知ろう!」に書いたように住宅ローン借り換えにはそれなりの費用がかかります。

住宅ローン借り換えが得をするかどうか(効果があるかどうか)は、新しく借入れた住宅ローンの総支払額+借入れ時の諸費用が、借り換える前の住宅ローンの総支払額より少なくなるかどうか、がポイントになります。

  • 住宅ローン借入れの効果あり:新しく借入れた住宅ローンの総支払額+借入れ時の諸費用 < 借り換える前の住宅ローンの総支払額
  • 住宅ローン借入れの効果なし:新しく借入れた住宅ローンの総支払額+借入れ時の諸費用 > 借り換える前の住宅ローンの総支払額

パターン2では借入れ時の諸費用が53万円よりも少なければ、住宅ローン借入れをした方が得だと言えます。

同じように、パターン3では借入れ時の諸費用が5万円よりも少なければ、住宅ローン借入れをした方が得だと言えます。

この「借り換え時にかかる費用」はだいたい50~60万円と言われています。

ただし、「借り換え時にかかる費用」は銀行や選ぶ住宅ローンによってかなり変わってきます。

借入残高が大きい場合はどうなる?

目安では1,000万円以上とされていますが、借入残高が大きい場合はどうなるのでしょうか?

パターン借入期間金利金利差借入金額毎月の支払額総支払額差分
パターン410年2.2%10,000万円(1億円)929,118円111,494,223円(1億1,149万円)
パターン52.1%-0.1%924,619円110,954,324円(1億1095万円)54万円

極端な例として、借入残高を1億円にすると、金利2.2%から2.1%になる(金利差が1%ある)と、総返済額は54万円少なくなります。

つまり、この場合は借入れ時の諸費用が54万円よりも少なければ、住宅ローン借入れをした方が得だと言えます。

つまり、3つの目安のすべてがそろっていなくても住宅ローンの効果がある場合はあり得ます。

まとめ:住宅ローンで得をする(住宅ローン借り換えの効果がある)かどうかはシミュレーションをしてみないとわからない

  • 住宅ローン借り換えの効果がある(得をすることができる)目安はあるがあまりあてにならない
  • まずは住宅ローン借り換えシミュレーションをしてみるのがよい

このようなことが言えます。

ポイントになってくる「借り換え時にかかる費用」については別の記事で詳しく書きます。

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