住宅ローンの借り換えをしようと決めたら、借り換るために書類を集める必要があります。
必要な書類は数多くあります。
正式審査に必要な書類ってなにがあるの?
事前審査が通ったら正式審査になるのですが、そのときいろいろな書類を集める必要があります。
詳しくはこの記事に書いています。
この記事にも書いていますが、イオン銀行の正式審査に必要な書類は以下のものがあります。
書類名 | 取得場所 | コメント | |
---|---|---|---|
本人に関する書類 | 住民票の写し | 市区町村役所 | |
課税証明書 | または住民税課税決定通知書 | ||
源泉徴収票 | 勤め先 | ||
運転免許証 | 手持ちのもの | パスポートなどでもOK | |
健康保険証 | |||
物件に関する書類(マンションの場合) | 不動産売買契約書 | 購入時にもらったはず | |
重要事項説明書 | |||
不動産登記簿謄本 | 法務局 | 今は登記事項証明書と呼ばれます | |
専有部分間取図 | 手持ちのもの | 購入時のパンフレットのコピーで可 | |
住宅地図 | または物件案内図。場所が分かればいいので、パンフレットの地図など | ||
今の住宅ローンの返済予定表(償還予定表) | |||
住宅ローンを返済している銀行口座の通帳 | 過去一年分 | ||
加入している火災保険の保険証券 |
融資元の銀行に取りに行く必要があるものはどれ?
この表にはありませんが、銀行によっては正式審査に「融資残高証明書」という書類が必要になる場合があります。
この書類は「住宅ローンがあとどのくらい残っているのか」を証明する書類になります。
わたしはイオン銀行以外にも住宅ローン借り換えを申し込むつもりだったので、「融資残高証明書」も欲しかったのです。
もう一つ、「住宅ローンを返済している銀行口座の通帳」が必要です。
イオン銀行の場合は過去一年分の履歴が必要でした。
銀行通帳なんて手元にあるのが普通ですが、わたしの場合は間の悪いことに、3ヶ月ほど前に通帳の記帳ページがなくなって通帳を切り替えていました。
切り替えるときに古い通帳なんていらないだろうと思い、ハサミで切って捨ててしまっていました。
わたしの住宅ローン借り換え前の融資元は池田泉州銀行だったので、池田泉州銀行にこんな場合はどうしたらいいのか電話で聞いてみました。
古い通帳をなくしてしまったのですが、再発行ってできますか?
通帳の再発行はできません。通帳に書かれた入出金の記録を見たいということでしょうか?
そうです。
それでしたら預貯金取引明細書という書類を発行することができます。
それは取りに行かないといけないのでしょうか?郵送してもらえますか?
郵送はできませんので、取りに来ていただけますか。よろしくお願いいたします。
(よろしくって、銀行って平日の9~15時しか開いてないやん!めちゃくちゃやな…)
こんなやりとりがあり、会社を休んで以下の書類を取りに行くことになりました。
- 預貯金取引明細書(住宅ローンを返済している銀行口座の通帳の代わり)
- 融資残高証明書
会社を半休して銀行へ行く
銀行は平日しか開いていないので、しかたなく有給休暇(午後のみ半休)を取りました。
銀行の都合で貴重な有給休暇を使う必要があるのはどうも納得できませんでしたが、しかたありません…。
銀行の窓口で書類を依頼しました。
過去の取引明細と住宅ローンがいくら残っているかわかる書類が欲しいのですが…
さっそく用意いたしますが、どのようなことにお使いでしょうか?
住宅ローンを借り換えたいので、その審査用です。
…そうですか…少々お待ちください…
(なんかマズイこと言ったかな?)
窓口の女性が対応してくれていたのですが、なにやら上司を話をしに後ろに引っ込んでしまいました。
なにかいけないものを請求してしまったのかと思いましたが、違いました。
女性はなにかチラシのようなものを手に戻ってくると次のような説明をしてくれました。
- 預貯金取引明細書はすぐに発行できます。手数料がかかります。
- 融資残高証明書は池田泉州銀行で融資している金額についてはすぐに発行できます。これも手数料がかかります。
- 融資残高証明書の住宅金融公庫(現在は住宅金融支援機構)で融資している金額についてはこの場で発行することはできず、後から郵送になります。
住宅ローン借り換え前は池田泉州銀行と住宅金融公庫の2箇所から融資を受けていたので、別々に融資残高証明書が必要ということでした。
住宅ローンを借り換えしないようにお願いされた
ここまで説明されたので、もらえるものだけもらってさっさと帰ろうと思ったのですが、書類を発行している待ち時間にちょっと話を聞いてほしいと言われました。
なんの話かというと「住宅ローンを借り換えるなら、当行(池田泉州銀行)も候補に入れて欲しい」ということでした。
先ほど女性行員が持っていたチラシは住宅ローン借り換えのチラシだったのです。
チラシはこのようなものでした。
- 変動金利 0.775%
- 固定金利選択型10年 1.15%
という金利でした。
ネット銀行ほどではありませんが、なかなかの低金利です。
ただ、同じ銀行で借り換えができないという話を聞いていたので、そのあたりについてたずねてみると
同じ銀行では住宅ローンの借り換えはできないのでは?
そうです。ですが、お客様の場合は住宅金融公庫と当行の2本立てなので、当行1本することができます。
という答えが返ってきました。
このことはこの時に初めて知りました。
ここで聞いた話をまとめたのがこの記事です。
突然の借り換え提案にどう対応したか?
まさかここで他の銀行への住宅ローンの借り換えを止められるとは思ってなかったので、どうすればいいか判断に迷いました。
金利的にはそう悪くはありませんし、もしなにかイオン銀行よりも有利な点があるのなら考えてみてもいいかと思い、話を聞いてみました。
しかし、
- 住宅ローンの借り換えをするためには、また最初から審査が必要(いままで借りていたからといってなにか特典があるわけではない、多少審査には通りやすくなるかもという程度…)
- 原則、平日しか営業しておらず、ネットで手続ができるわけでもない。土日の相談はたまに行う住宅ローン相談会のみ
- 一部繰上返済でも手数料がかかる
など特にいい点がみつかりませんでした。
そもそもわたしはこのとき、
- イオン銀行の事前審査に通っていた
- 銀行の後に役所にも行って、書類をそろえないといけないので時間がなかった
- 書類を請求するたびに、いちいちこまごまと手数料を取られる(結局、1,000円くらいとられた)ことにちょっとイラついていた
- 住宅金融公庫の融資残高証明書が郵送なんて電話で問い合わせたときに教えてくれよ…と思っていた
などの理由でさっさと書類が欲しいだけなのに引き止められたことについて、頭にきていました(いま考えればなんであんなに怒っていたのか不思議ですが…)。
なので、
手続きのたびに会社休んで銀行に来るなんてできないです
金利もネット銀行のほうが低いので池田泉州銀行さんにお願いすることはないと思います
と言って書類だけもらって銀行を後にしました。
住宅ローンの借り換えを止められることがあるのか?→あります!
ということで、住宅ローンを借り換えるときにいままでの融資元に借り換えを止められることはあると考えていたほうがよいでしょう。
ただ、わたしの場合は住宅金融公庫と池田泉州銀行の2本立てだったので、池田泉州銀行での住宅ローン借り換えも可能性がありましたが、もともと1つの銀行からしか借りていない人は同じ銀行間での借り換えはできないので、止められることはないかもしれません。
そもそも、イオン銀行の正式審査にはいままでの融資元の通帳(過去1年分)が手元にあれば問題はないので、正式審査前にいままでの融資元に行くことはないはずです。
わたしのように銀行の通帳は捨てないで置いておきましょう。
それにしても普通の銀行の営業時間、平日の9~15時というのはなんとかならないものでしょうか。
こんな時間、普通に働いている人がいけるわけないと思うのですが…。
イオン銀行は土日も普通に開いているので非常に便利です。住宅ローンの相談も土日でもできます。
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